2011年3月20日日曜日

シェアムリアップ inカンボジア②


ちょっと遠くの遺跡を見たいと思い、バイクをレンタルすることにした。
ちなみに前回、バイクのレンタルは禁止と書いた。けど、たまたま自転車を借りた所でバイクのレンタルの話をしたら,貸しているという。
禁止だったはずでは??
聞くと、基本的に観光客にレンタルするのは禁止。だけどレンタル屋が警察にお金を渡し(これを裏金というのでしょう。)
アンコールワット付近以外で乗るのは目をつぶってくれるそうなんだ。その為、レンタル代はカンボジアにしては結構高め。
お店の人から、地図をみせてもらいながら、ここの辺りには行っては行けないと教えてくれた。
まぁ、当たり前ですけど。もし捕まったら罰金は300$だそうだ。
私はいちようバイクの国際免許を持っていたけど、なんとなく警察が怖かったのと
オフロードバイクに乗った事がないし、まずバイクの椅子の位置が高く足が届かなかったのとで、ベンの後ろに乗ることにした。
最初に訪れたのはバンテアイスレイ、女の砦という意味があるらしい。


→バンテアイサレム→プノンボックへ
次にチャウスレイヴィボルに行こうと思ったが道に迷ってしまった。道路で地図を広げていると
後ろからバイクに乗ったカンボジア人が案内するといってくれた。ちょっと怪しいなと思って、
ガイドはいらないと言っておいた。話をしていると、この男性は学校の先生だという。
着いた先は学校だった。その丁度向かえに私達の探していたチャウスレイヴィボルがあった。その先生が言うには、観光が終わったら生徒に会っていって欲しいという。という事で、かなり崩れかかったこの寺院を見てから学校に戻った。


生徒に会う前はやや緊張したが、クラスに入っていくと30~40人の位の子供達がいて
皆ニコニコ私たちを見つめている。年齢を尋ねると、14~18歳の子供達が集まっているらしい。
私たちを案内してくれた先生は、ボランティアで先生をしているらしく丁度子供達に英語の授業をしていた。私自身、英語を教えられないので心配だったけど
実際は凄く簡単な英語で会話した。まず、黒板に私たちの名前・年・出身を書き
その後、生徒一人一人に同じ質問をするという感じだった。
皆、目がキラキラしてて本当に可愛かった。
私に教えられる事は少ないけど、ただその子供達とコミュニケーションをはかれるのが楽しかった。その先生にもう少しいてくれないかと、頼まれたが
私達はあまり時間がなかったので、断って、皆と写真を撮り





次の目的地、バコンへ。その寺院の入り口には警察がいて、私達を見ている。何か言われるかなとちょっとビビッていたけど、大丈夫だった。それからバイクを返却。


カンボジアの遺跡を見られた事も良かったけど、この学校での体験の方が楽しい印象として残った。
カンボジアの学校事情は詳しくないけど、学校の先生が言うには
5割の子が学校でカンボジア語を学んだらそれで終了、あとの5割の子がもう少し上の事を学べるそうだ。お金があれば。

ちなみに、この学校の先生は大学生らしいけど、英語を学んでまだ6ヶ月と話していた。
なのに、全然話せている。あぁ、、きっと気合が桁はずれで違うんだ。
日本の英語の教え方が悪いのか?ただ、私に必死さが足らないだけなのか。
とりあえず、何年も学校で英語を勉強してきたのに…ね。私。
思い起こすと、残念ながら学生の時は英語の必要性を感じていなかったんだよね。

2日後に、また自転車をレンタルしてプリアカン→
ここは朝早く行った為、観光客が数人しかいなくっていい感じだった。建物もアンコールワットの様に立派ではないけど、雰囲気が良くて気に入った。
次に→ニャクアポン→東メポン→再びアンコールワットへ。
この上下の写真はアンコールワット。お坊さんがいい感じで建物とマッチしてる


観光途中の道端で、小さな子達が果物を売っていた。可愛い子達だったので一緒に写ってもらった。けどさ、大変だよね。。。。
私達が自転車に乗っていた所発見した、この子。写真ではわかりずらいけど
推定、小学校2年生くらい。体に似合わず大人用の自転車をラクラク立ちこぎしながら乗っていた。私なら、足が届かないと怖くて乗れないのに、凄いね!子供用の自転車なんて、何年かしたら乗られなくなっちゃうからかな。

シェアムリアップを出る前の日の夜に、ちょっとだけ豪華なご飯にしたいと思い
ガイドブックに載っていた韓国料理屋へ。(ダイバク)
焼肉と味噌チゲセットで1人4$でお腹いっぱい食べられる。
いつか来て見たい人に、是非行ってみてほしい。でも、韓国料理が食べたかったら韓国に行くか…。

2011年3月12日土曜日

シェアムリアップ inカンボジア①


アユタヤから再びバンコクへ戻り、次の日列車に乗り、4時間かけてカンボジアへ

入国手続きを済ませ、そのPOIPET(ポイペット)という所から
タクシー料金を浮かせる為、タクシーに一緒に乗ってくれる人を探した。
探すのにやや時間がかかったものの、オーストリア人の年配夫婦に会いシェアムリアップまで一緒に乗って行くことに。乗る事約2時間。
着いた先は思ったよりも観光地化されてて、立派なホテルも多く立ち並んでいた。
私たちはいつものごとく安宿だけど、なかなかいい所で1泊5$だった。結構、綺麗だし文句なし。
料理も安いと1$とか。
ガイドブックなんかは持ってなかったけど、たまたまホテルに日本語のガイドブックを見つけ
た。
次の日はなにもせず、辺りを散策し夜には明日の為に1$で自転車をレンタルした。
バイクをレンタルしたかったのだけど、ここはバイクレンタルが禁止されていると
ツーリストインフォメーションとホテルで確認した。残念。
トゥクトゥクというバイクタクシーがあって20~30$で観光できるらしい。

久しぶりに自転車に乗りたいという事で自転車で観光することにした。
次の日朝の4時半に起床し、自転車に乗りアンコールワットへ向け出発。こんなに朝早く行くのは私たちくらいかと思っていた。けど、
アンコールワットへ向け、私達と同じように自転車で行く人達もいた(少ないけど)他にも
バスのツアー、トゥクトゥクに乗った人達が私たちをドンドン追い越していった。
途中、チケット売り場があって、3日券を購入。40$。これは、1週間内に3日使用可能。

約1時間位でまだ、真っ暗のアンコールワットへ到着。なんとなく建物は見えるけど、まだ暗いのではっきりとは見えず、ただ想像以上に人が一杯いた。多くの人は、すぐにアンコールワットの中に入らず朝日の見える位置に集まっていた。
私たちは、真っ暗なアンコールワットの中に入っていった。人が全くいない真っ暗の中のアンコールワットは私にとってかなり怖かった、おばけ屋敷状態。ベンはかなり楽しんでたけど。ところで、私は旅をしてて結構怖がりなんだと気がついた笑



だんだん明るくなってきて、建物の細部が見えてきた。もの凄い大きい石の彫刻。


次にアンコールトムへ行った。ここはかなり大きい所で、建物より敷地が。

その中にあるバイヨンも良かったけど、だんだん疲れてきて、しまいには何をみても
同じような気にさえなってきた。やっぱり自転車はキツカッタな。
ここは少し遠くからみた方が素敵に見えた。

そこから近くの違う遺跡を探し、自転車を走らせていた。
後ろから、英語で”どこから来たの?”と、自転車に乗った男の子に聞かれた。
18歳だという彼と、私のつたない英語で会話を始めた。
よくよく聞いたら
主にツーリストと会話を積極的にして、英語を始めてまだ6ヶ月だと言う。
その子の方が私よりよっぽど英語が上手だった。私は彼に何年、英語を勉強しているの?と
聞かれ、それを答えるのが恥ずかしかった。
それからその子が英語を勉強するために、一緒に来て案内してくれるという。
その時にベンが、案内はいらないと話していた。(よく観光地にいくと幾らで案内するよっていうのが多いので。)
途中、その子の家を案内してくれ玄関先でその子のおばあちゃんに挨拶した。
その子の家は、キャンプ場にあるバンガローに近いけどそこまで立派じゃない感じ。
結局自分達の行きたい場所まで、結構遠かったので行くのを断念した。
帰る途中、その子が自分は今は学生だけどお金がないので学校に行けなくなる。
おばあちゃんと二人暮らしでとても貧乏で、親もいないと言う。どうやら、お金が欲しいようだ。私は純粋にその子と話をするのが楽しかった。でもお金の話になり、残念だった。
話は反れるけど、私はここカンボジアに来て子供の物乞いが多い事、子供の物売りが多い事を知った。今までのマレーシア、タイでも物乞いはいたけど大体大人が多かった。

この子がお金を学校に使おうとしているのか、生活費にするのか、ただの小遣い稼ぎなのか、どこまで本当か分からないにしても、お金に余裕があるようには見えなかった。
この子がこのようにせざるを得ない生活環境である事実に対し複雑な気持ちになった。
こういう子供がいる事は日本にいても知っていたけど、実際に家の様子とか暮らしぶりとかを見るとね。


この日のルートは
アンコールワット→プノンバケン→アンコールトム→バイヨン→プリアピトゥ→象のテラス
→バプーオンを遠くに眺め→タ・プローム(ガジュマルの巨大な木が遺跡に絡みついている)→バンテアイクディ→スラ・スラン